母斑ネット

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巨大色素性母斑【エキスパンダー経験談】治療

巨大色素性母斑、獣皮様母斑などで検索して

この巨大色素性母斑ネットワーク、

通称『母斑ネット』に辿り着いたみなさまこんにちは!

巨大色素性母斑を治療中の娘(好きな芸能人は横山だいすけ)を

育てている二児の母、asukaです!

 

さて、様々な治療法がある母斑治療、

この母斑ネットの第一回目の記事でも

一度ざっとまとめてご紹介しましたが、

 

今回はこの母斑ネットにご協力くださっている治療経験者ご家族の方が

エキスパンダーでの治療について

ものすっっっごくわかりやすくブログでご紹介くださっていたので、

そちらと合わせてご紹介したいと思います!

 

 

 

 

皮膚の下に風船を入れて膨らませる…だと…!?言われただけじゃよくわからないエキスパンダー事情

母斑治療ではメジャーな治療法なんじゃないかと思います、

ティッシューエキスパンダー(組織伸展法)

日本形成外科学会 > 一般の方へ > 疾患紹介~こんな病気を治します! > 手技に関して > ティッシュー・エキスパンダー、マイクロサージャリー

 

肌の下にシリコン製の風船を入れて、

少しずつ生理食塩水を注入して中の風船を膨らませて

皮膚を伸ばしていって、

ある程度の大きさになったら風船を抜いて、

伸びた皮膚を母斑治療に使う。という治療法。f:id:bohannet:20180608000255j:plain

母斑のまわりの皮膚に伸ばす余地がある場合↑

母斑に隣接する皮膚を伸ばして、

母斑を切除した場所に被せる形で縫合していく。


f:id:bohannet:20180702204358j:image
母斑の近くの皮膚に伸ばす余地が無い場合↑

皮膚が伸びやすいところに風船を入れて

伸びた皮膚を切除。

母斑切除箇所にその皮膚を移植する。

 

 

この、

『少しずつ生理食塩水を注入して中の風船を膨らませて…』

というのが他の母斑治療法とは大きく異なる

エキスパンダーのポイント。

 

母斑を切り取る手術を本番とすると、

その本番前にも一度、風船を入れるための手術を受けて、

その後も本番日までの間に何回か通院して

生理食塩水注入の処置を繰り返し受けて

少しずつ中の風船を膨らませて

少しずつ皮膚を伸ばしていくという期間が必要になります。

 

その期間は当たり前ですが、

風船が入ったままで日常生活をしていくことになります。

 

 

エキスパンダーについてのさらっとおさらいはこんなかんじです。

え、体の一部がぽっこりしたままで生活に支障は?

ここまでするエキスパンダーのメリットって?

あれこれ思ったのではないでしょうか?

(私は初めて知った時大変びびりましたーーー!!!!)

 

 

 エキスパンダーのメリットは?リスクは?風船で皮膚を伸ばしてる間の生活って??

 

切除、レーザー、キュレッティング、ジェイス、エキスパンダーと

お子さんが受けていらっしゃる様々な治療を記録に残されているりんごさん。

こちらの記事では

りんごさんが過去に受けたエキスパンダーに関しての

質問の答えをまとめてくださっています。

リスクについてもしっかりと書かれているので、見て。ほんと見て。

ただ私の場合、主治医の先生から言われた

「エキスパンダーの手術をして、ダメだったとなっても治療が後退するわけではないからね。本人は痛い思いして大変やけど、エキスパンダーをやったことで悪くなることはないから。」という言葉で、

たとえ少しずつでも母斑を減らしていこう、という前向きな気持ちになって決心がついたなぁと思いますし、

エキスパンダーの治療を始めてからも心の支えになっていました。

 

リスクの無い母斑治療は今のところ在りません。

医師との信頼関係があってこそ

親子ともに頑張れるのだなという学びにもなりました。

病院選びのポイントは治療法だけじゃなく、

『あと数年間その先生と頑張れると思えるか』

コレ、大事!!

 

 

エキスパンダーを入れて生活していたご本人の感想…

もうひとつご紹介したいのは

 

母斑治療経験者ご本人であるそらさんのブログ。

こちらの記事では

切除、レーザー、キュレッティング、ジェイス、エキスパンダー、

過去に受けてきた各治療のその後に関して

そらさんの感想が書かれています。

エキスパンダーは、『本当に』キレイになる。

「え!こんなに!」っていうくらい。

 

 

そして今回、このまとめ記事を書くにあたって、

そらさんに

エキスパンダーを入れていた時のことは覚えていますか?と伺ってみたところ、

 

『あんまり覚えていないんです。

 私は入ってた記憶は薄っすらあるんですけど、

 痛かったとか辛かったとかっていう思い出はないです!』

 

とのお返事を頂きました。

 

そらさんがエキスパンダーをされたのは幼稚園の頃。

 

個人差はあるかもしれませんが、

大人になったそらさんがエキスパンダーを入れていた時のことは

もうあまり思い出せないという事実、

 

今、お子さんがエキスパンダーをされている方も、

これから予定されている方も、

「そのうち忘れてしまえるんだー!」と

希望が持てるのではないでしょうか…!

 

母斑治療は受けている本人にとっても、

見守り支える家族にとっても忍耐が求められるもの。

でも、いつかは思い出せないくらいのものになっていくのだと思えると、

スッと気持ちが軽くなったような気がしました!

 治療経験者ご本人からお話を聞かせて頂けて、本当に良かったです!

 

 

 

治療のメリット、リスク、そして治療をされた方のその後を

ただのデータではなく、

ご本人や一番近くで支えるご家族からの言葉で知ることが出来ると、

これから治療を受けるに当たって

希望的観測や過度な心配ではなく

より実際的な覚悟や希望をもって臨みやすくなるのではないかなと考えています。

 

母斑ネットでは今後も

情報提供にご協力くださる方々の経験談をご紹介していきたいと思っています。

『経験者としてこれは伝えておきたい』、

『こういう時ぶっちゃけみんなどうしてるの?』など

母斑ネットを利用して伝えたい事、知りたい事などありましたら

お気軽にコメントくださいね!